福生外人ハウスの全面改修工事も先月で完成ととなりました。高額な家賃にもかかわらず入居者がアッという間に決まっていつものようにバタバタ工事になってしまいましたがギリギリ間に合わせる事が無事できました。
屋根再生
「蔵」再生工事も屋根から始まりました。雨漏りで傷んだ部材を取り除き新しい材料を取り付けていきます、瓦を剥がすと傷んでいる箇所が想像していたより多くあり大変な工事になりました。じっくり焦らず時間をかける工事が進んでいます。
蔵改修
基地のまち福生を象徴する外人ハウス、一時は二千棟を超えるハウスがあったそうです。一方で土蔵蔵のある旧家も数多くあり洋と和が入り混じった独特の雰囲気が自然とこの街に流れます。古い外人ハウスをリフォームしながら同時にこれまた長い時を経た蔵の改修工事が始まりました、ちょっと頭が混乱しそうです。
福生の外人ハウス
以前、お隣の昭島市で以前に外人ハウスを2棟リフォームしましたが、福生市でも外人ハウスの全面リフォーム工事を頂きました。写真は工事前の外観写真です、以前ここに入居していた人が増築(写真の左側)したり棚を作ったり永く住んでいたのですが空き屋になってしばらく経つ間にあちこちボロボロの状態になってしまいました。限られた予算でどこまで復元出来るかまた挑戦が始まりました。
天板加工
加工中のモンキーポッドの天板です、こんな木目をしています。
モンキーポッド
先日引っ越しが終わったばかりのお宅に今日「無垢一枚板の座卓」を納めました。LDKに堀コタツ部分と座卓の部分を大工さんが加工しました、座卓天板はモンキーポッドの一枚板で日立グループのTVCMの「この木なんの木」として知られる大樹です。ウオルナットより安価で反りにくいため、無垢一枚板のテーブル材として人気があります。
地頭井戸
昨年末に地元にある井戸の屋根(滑車)架け工事をした写真です。この井戸は「地頭井戸」と呼ばれ江戸時代に水不足対策のため掘られ昭和30年代まで地域の共同井戸として使われていたそうで、福生市登録文化財に登録されています。明治39年(1906)に熊川村の森田浩一(府立二中在学時)に描いた絵が残っており、今回その通りに屋根(滑車)を復元する工事でした。もともとあった井戸のほうも木の板で囲う提案でしたが文化財に登録されているので井戸はいじれず、コンクリートで固められている井戸と木製の滑車のバランスがひどく悪い結果となってしまいました。
解散式
昨日2月21日午後4時より福生院建設委員会解散式が開催されました。平成21年の壇徒総会で承認されてから7年が過ぎ、総額4億円を超える大事業が終わりました。この美しい建物が何百年後にどんな風になっているのかその頃の日本は世界はどう変わっているのか見てみたい気がしました。
この事業に携われてほんと良かったです。
ADBOY
いつも手元に置いて時間がある時にパラパラと見ているアメリカのペーパーバックどのページもポップで楽しい本で、おもちゃ箱のような世界が広がっています。
Rainbow
お客様の引っ越しまで1週間をきり休日返上で現場が動いています。
塗装屋さんがLDK吹抜の壁面に7色の虹を描いています他の職人がいない日曜日に静かに丁寧に仕事をしていました。