最近は珍しくなってしまった床の間つきの和室がある工事中の新築現場です。昔は和室があれば必ず床の間を造ったのを思い出します。
床柱につかう柱は角柱や丸柱に出節に面皮など昔は色々な床柱がありました、和室の材料に凝りだすときりがなく床柱だけでも何万円から何百万円もするものがあり、素人さんにはまったくわからない世界ですね。最近は和室のない家が多く需要が極端になくなってしまいました。逆に品質のよい銘木の在庫があり、絞り丸太と呼ばれる、表面に凸凹細く筋がはいった床柱も木が育つ際に人工的に表面をつくる物が一般的ですが、今回の床柱は自然に模様ができる物で希少価値も高く手に入りづらく「天然絞り丸太」といわれています。
造作をする大工さんも久しぶりに緊張する仕事になったようです。