建築屋のブログ

きのう丸一日、NPO法人　新木造住宅技術研究協議会を略して「新住協」の研修会でした。「高断熱高気密住宅の原理原則」というテーマで、次世代省エネルギー基準仕様の住宅の年間冷暖房エネルギーを1/4・1/5・1/10にする性能の住宅をコストをかけずにどうつくるかを座学と実物説明での講義です。国が定めた次世代省エネルギー基準というのがいかにレベルの低い基準か外張り断熱がいかに危険か実際の数値と実例によるデータにより説明してくれました。材料メーカーの仕様や基準法の仕様で造っていたことがもっと踏み込んでいかなければほんとの省エネルギー住宅と呼べる家はつくれないと思い知った一日です。

明けましておめでとうございます。
いよいよ2012年のスタートです、元旦の早朝車もあまり通らない国道16号の陸橋から富士山が見えます、かかっていた雲も少しづつなくなりました。昨年おこった悪い出来事が年が変わってどこかに飛んでいって良い年になるようにお願いしました。お正月になるとどのテレビ局も楽しいく明るい番組ばかりなので少しホッとします、それだけで日本の景気は良くなるのではないかなと思ったりもします。

2011年も今日で最後になりました、今年お世話になった方々本当にありがとうございました。毎年恒例の清水寺で発表された今年の一文字は「絆」となりました。私はいつもこれからやってくる年のイメージを決めて実行しています、今年は「行動」でした自分なりには色々な事で達成できた年だったように思います。さて来年は「原点」この感じたイメージ大切に来年も前に進もうと思います！
それではまた良いお年を！！

とうとう今年の仕事もあと一週間となりました、現場は実質４日あまりとなり今年終わらせなければならない仕事が、カウントダウンとなりました。もちろんまだ来年の事など考える余裕も無く落ち着かない日々が過ぎてゆく今年はいつもよりせわしなく感じます。玉川上水のわきにに先日上棟した現場にいると例年より暖かいような今年の冬も、上水をとおる寒風が結構身に染みます。

今年も「大宮氷川神社の十日市」に来ることができました。神社に向かう参道の周りには何百あるのか露店が立ち並びます、衣類や道具・金魚すくいに手相や占いなど特に食べ物はどれもおいしそうで、焼そばやお好み焼きなどつい買ってしまうのですが食べてみると思ったよりおいしくなくてチョッとがっかりします。なんだか毎年同じ失敗を繰り返しているような、十日市がすぎるとすぐお正月がやってきます。

都内に行ったついでに橋の上からスカイツリーをながめました。自分的には東京タワーのほうが圧倒的に好きで、ライトアップされた東京タワーを高速道路から見るたびに「カッコイイー」と感動しています。

日の出町の隠れた（ほんとに隠れている）名店「雙柿庵」さんに今月は2回もご馳走になりました。竹藪に囲まれて店も見えないようなところにさりげなく看板とメニューがあります、小道のようなアプローチを進み、ほの暗い店内はしっとりとしたなんともゆるやかな時間が、ここだけ流れています。銘酒と懐石料理ももちろん絶品ですが、女将さんと主人の丁寧な挨拶と笑顔で心からゆっくりとして静かな時間を楽しませて頂きました。

あの東日本大震災から早いもので10ヶ月が過ぎました。6月に大工道具を届けてから、新建ハウジングさんの「大工道具支援プロジェクト」も第七回目が行われています。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というか最近は忙しさにかまけて支援・応援の気持ちもすっかりご無沙汰です。同じ工務店の職人さんが、故郷を守りながら頑張っている記事をみて、まだまだこれからが本当の支援が必要だと感じます、今何が必要なのかどうすれば良いのか連絡をとって聞いてみたいと思います。
大工道具支援広場・支援活動のご報告
http://hacci.lolipop.jp/?p=413

普通の2倍以上大きい落花生、お得様からいただき塩茹でをして食べました。大粒で味のほうも大味かな？と思いきや大変おいしくいただきました。大粒バターピーナッツも食べてみたいですね。

19年前に建てさせていただいたお宅のリフォーム工事。玄関からLDKにかけてブルース社製のオークの無垢床材が張られています。表面の仕上げがワックスをしみ込ませた仕上げで表面に光沢がなく使い込むほど愛着のわく材料で中の説明書には１００年はもつと書いてあると聞いていました。今回長い使用と市販のワックスで傷んだ表面を剥離してナチュラルオイル仕上げで再生してみました。一皮むけて自然の材料でしか出せないしっとりとした無垢材ならでわの質感が蘇りました。今では手間がかかるのでなかなか使われことが無くなったブルースフロアー、残念なことにこの床材は４〜５年程前に廃盤になってしまい現在は表面がポリウレタン塗装の製品に変わってしまっています。